落葉松 からまつ

軽井沢の自然を愛した野上が生前残した美しい詩

『落葉松(からまつ)』は、作曲:小林 秀雄、作詞:野上彰による日本の歌曲・合唱曲。小説「軽井沢物語」を出版するなど、軽井沢の自然をこよなく愛した野上が生前残した詩に、親交のあった小林秀雄が曲をつけた。

たまたまラジオで耳にした「落葉松」の詩に感銘を受けた小林は、これに曲をつけて歌曲にしたいと詩人の野上に連絡を取ったが、そのわずか1週間前に野上は亡くなっていた。

長野県佐久地方の避暑地・軽井沢(かるいざわ)は、明治初期から開発が進められ、その過程で落葉松や赤松が植樹されていった。毎年30万本以上植えられたという。ちなみに写真は上高地の落葉松。

ちなみに、詩人の北原 白秋(きたはら はくしゅう/1885-1942)は、大正10年(1921年)に菊子夫人と軽井沢に滞在。強いインスピレーションを受けた白秋は同年11月、文芸誌「明星(みょうじょう)」上で『落葉松』を発表している。

【試聴】落葉松 ソプラノ:川口聖加 Seika Kawaguchi

【試聴】混声合唱曲集「落葉松」より 落葉松

歌詞(作詞:野上彰)

落葉松の 秋の雨に
わたしの 手が濡れる
落葉松の 夜の雨に
わたしの 心が濡れる

落葉松の 陽のある雨に
わたしの 思い出が濡れる
落葉松の 小鳥の雨に
わたしの 乾いた眼が濡れる

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